南ぬ島の釣りさぁ～達

さて、うるまんさんとの釣行といえば、、、



　「そうだね、ゲームだね。」



二人して大好きなスマホアプリをしながら待機。
早くゲームがしたいが為に準備を早く済ますという説もありますがスルーします。笑

９月も半ばを過ぎ、もう秋めいてきた涼しさの中、車内や地面に寝そべってゆんたくという名のゲーム。
この瞬間が好きなんです。なんか自分の自由時間がスタート！という感じがして。

気兼ねなくスーパー脱力で一緒に釣行できる先輩に感謝。



始めにアタリがあったのはうるまんさんのタックル！

ちょんちょんとした前アタリから、一気にドーーーーンというような入り方。

このパイセンのタックル僕よりもゴッツくて、エサもスマホ大のウツボの切り身を付けているだけに期待度はMAX！


ダッシュで近付くも、戻ってしまう竿。あるあるである。


魚の感触はあるので、穴に入ったかなにかだ！と推測して竿のそばで待機。
僕は遠くからうるまんさんの車の助手席で見守る。笑

しかしその後30分ほど1人で粘ってるので、僕も車から出て一緒に待機する事に。

この日の潮止まり(上げ)は21:30頃。

このポイントは潮止まり前後が地合いな感じがするので、「21時には仕掛けを切ってでも打ち返すか～」という流れに。

　（確かに。潮返しの地合い前には仕掛けを回収して打ち返したほうがいい気がする。21時ね、あと何分かな。というか、今時計見たら21時ピッタリだけど打ち返さないのかな。21時になってるけどな。）

とかブツブツ頭の中で思ってた瞬間！



ギギッ

ギィィィィィ！

ボヨンボヨン！



　「どわっっっ」

僕の竿がゴンゴン言ってる！！！

跳ね起きて竿を取る！←寝転がってた


でも大暴れな首振り加減にあまりいい経験はない(サメの可能性)ので、様子見でもう一度元竿までしっかり重みが乗るまで待機。


　ググ・・・

　
　ヌメ～～～～～ン・・・


という感じでゆっくり重みが乗った！鈎に掛かったか！

　ゴンゴンゴン　→　ヌメ～～～ン

という典型的なサメのような反応に対し、ハリスを切るつもりでフッキング一発・・・！






ビャーーーーーーーーーーーーーー！！

　んぁっ

リールから火花が出るような勢いでいきなりギアが6速へ！！


竿をピトンに立てていた時のややキツめのドラグ設定はそのままだったので、不意を突かれて綱引き！

自慢のプリケツを海に向けながらこんな感じ☟

　マ　　ル　　ノ　　サ　　レ　　状　　態


ラインにテンションが掛かっていないような状態から、いきなりピーンとテンションが掛かるようなこのファーストランで身体が2歩持って行かれる。

この時の頭の中は、テトラに着きそうな竿先と、落ちないように自分のつま先だけ意識していました。


　「ドラグドラグドラグ！！」

成人男性の喘ぎ声とドラグ音しか響いていない静寂の中、うるまんさんが激を飛ばす！


少しドラグを緩めて体勢を立て直したあと、魚の進行方向を見守りながら耐える。

ウチのガラサーの師匠の至さんが言っていた、危ない系のサメの泳ぎはカマジーぐらい速い。という情報を思い浮かべながら耐える。
つまりまだ8割以上サメだと思っている。


右に行くか左に行くかわからない感じでジリジリと出していく。

たまに首振りも継続しながら、魚は左側のうるまんさんのタックルの方向へ横走り。

少しずつドラグをカチ…カチ…と締めていき、やや強引にリフトしていく。



・・・浮かない。

一応は寄るけど全く浮いてこない。
むしろ下へ下へと逃げていく。

以前、この近くで一人でサメと45分格闘した時の思い出がよぎる。あの時も下へ下へと逃げてったなぁ。


そしてついにうるまんさんのタックルと重なってしまう！

それを回避する為に、サポートに徹して頂いたうるまんさんが冷静にラインの方向を読み、上から俺の竿をくぐれ！と指示してくれる。


・・・。


何とか回避成功！

そしたら今度はまたうるまんさんのタックルの方向へ反転！さっきと逆の手順で回避！


こんなことを繰り返しているといずれはテトラなどに絡んでバラシてしまいそうなので、思い切って浮かしにかかる！

　『サメであれ何であれ、顔は見よう！』

当時の二人の合言葉です。


ふんぬ～～～～～～

元竿まで曲げ、これでもかってぐらい浮かす！重すぎる。

そして厄介なことに、先に上がってきたのは天秤と餌のミミジャー！
その二つがFGノットの結束部分に絡まっていて、リールが巻けない！

竿先を下げてうるまんさんに天秤の引っ掛かりを直してもらい、やっとリーダーゾーンまで寄せることに成功！


ようやく底の方に魚体が見えてきた。

既に下の方ではギャフを片手にライトを当てながらうるまんさんがスタンバッている、ありがたやありがたや。


だんだんと濃くなってくる魚体の影・・・



　・・・細長くね？

　・・・細長いということはやっぱサメじゃね？

　・・・ん？でも色はカマジーじゃね？


　ん？


　ん？




　カマジーじゃね!？


　デカくね？

　デカくね？

　これデカくね？

　まじデカくね？


二人の心の中はきっとこんな感じだっただしょう。笑

続けてうるまんさんの指示が飛ぶ！


　『そのままそのまま！』

　『はいステイ！』

　『着岸！！』

適確な指示と、着岸！の声に半分安心する。

リールのベールをフリーにし、ピトンに竿を掛け、僕もランディングに向かう！


　『デカいデカい！と言うか長い！』


うるまんさんが下で何か言ってる。笑

そしてうるまんさん、短パン半分まで海水に浸かり、ギャフ掛け！

オマケにカマジーのエラにタオルを通し、決着！！


一段一段、二人でゆっくりテトラを登っていく。


そしてついにカマジー上陸！うおおおおおおお！

にしてもほんとに細長い個体・・・

二人で抱き合って喜ぶ！この瞬間がまた最高。


その場で座りこんで、震えた手で写真を撮ろうとしたスマホ画面の時刻、21：12分・・・

ランディングで2～3分はかかっているので、着岸までのファイトタイムは10分切ってるかも…
大きさもタイムも自己記録間違いない感じに、また喜びが満ちてくる

しかしみっともないくらいの息切れ、動悸、震え・・・

あまりの全身虚脱感で、勝負では勝って内容で負けた気分。最初、つんのめってこけそうだったし・・・


でもガチンコファイトが出来た相手に感謝。

そして直後の記念撮影。

笑ってますが、息切れMAX！

陸上げした仕掛けの様子。

この二つ、厄介だった。笑

この時に納得したのですが、ゴンゴンといういつもとは違うサメのような感覚に襲われたのは、PEリーダーにしていたからですね。
最近はまたPEリーダーに戻して色々と試験中です


そして『撤収、ビール飲むぞ。』という、うるまんさんの一言で帰宅。

クーラーボックスをお借りして…デュルン！ドサッ！

はみ出すぎ。笑

小浜遠征にて33.1kgのカマジーをこのボックスに入れましたが、その時よりハミ出具合がナイス！笑


そしてうるまんさんの奥様が、ビールを買ってお待ちしておりました。

おごってもらって祝杯！！

んぐっ

んぐっ

んぐっ



っぷはぁ～～～～～～！アホヅラ笑

ヘッドライトも取らないまま乾杯。

目頭にこみ上げてくるものは…感動からか…はたまた炭酸の刺激からか…





その後、なんとカマジーダービー暫定一位のいちもん兄さんまでビール片手に駆けつけて頂き、更に祝杯。

日付変わって1時まで飲みました。笑



翌日、島つりぐさんにてドキドキの検量！

132cm
27.2kg

でした！
惜しくも目標としている30kg台には届きませんでしたが、祝・自己新です



なん・・・と！

この自己新カマジーさん・・・の！

暫定順位・・・は！




ドゥルルルルルルルルルル・・・ドン！




4位！嘘でしょ！笑

なんとハイレベルなダービーなんでしょうか。

参考までに、現在の暫定順位は・・・1位 33.1kg、2位 29kg、3位 27.5kgです。

僕を含めた参加者の皆さん、30kg超えを目指しましょう。笑


あ、鈎は内側にフッキングしていました。

島つりぐスタッフ、Nちゃんの股間が背景となっております。笑


そしてお決まりのクーラーボックス写真も撮り、解散。


改めてうるまんさんと奥様、いちもんさん、祝福の電話＆ラインを送って頂いた方々、ありがとうございましたm(._.)m


その後は、もはやGTキャスティング仲間と言っても良いカリー氏にも魚の現物を見せたい（自慢げに）ので、電話をすると同級生が経営するお店でゆんたくしてるとな。


店長の名前がお店の名前になっております

ゆんたく中の後ろ姿。

店長にも魚の現物を（自慢げに）見せびらかしたのは言うまでもありません。笑


今回の釣果で改めて思ったのは、30kgという壁の厚さ！

今のところの目標の30kg台はまだまだ遠そうです。
でもこれを続けていればいつかは出会えるはず！とも思わせてくれた釣果でした。

こんなワタクシに出会ってくれたカマジーに感謝。
これだから打ち込みはやめられません
最近はルアーばっかしでしたが。笑


さてさて、相変わらず文章をまとめるのが下手でまた少し長くなってしまいましたが、このへんで。



では